小泉純一郎元首相が「この人だけには勝てない」と「憲政の神様」とも呼ばれた尾崎行雄の話をしているのを拝聴したことがあります。憲政記念館の石碑に尾崎行雄が94歳で亡くなった年に残したといわれる言葉が刻んであるそうです。それは「人生の本舞台は常に将来に在り」という言葉です。「自分の本当の出番はまだまだこれからだ」という思いで生涯を生き抜いた、というわけです。
辛かったことも悲しかったこともすべて含めて自分の過去には何一つ無駄なことはない、その経験があったからこそ今があり、これからの将来においても何が起きるのかを常にワクワク・ハラハラ楽しみつつ自分の出番を想定して生きる、という生き方は爽やかです。その為には、幾つになっても、まさに今この瞬間がこれまでの自分の人生の中で最高の瞬間だ、と感じ取れる感性が大切なのだと思います。
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