2015年6月24日水曜日

少しだけ無理をして生きる

人は、ミスを犯しやすい人と犯しにくい人に分かれます。ミスを犯しやすい人は、同じミスを二度としない人と、何度でも繰り返す人に分かれます。ミスを犯しても、同じミスを繰り返さない人には成長の伸びしろがあります。また、ミスを犯しても、そのミスをすぐに挽回するような、転んでもただでは起きないタイプの人にも成長の伸びしろがあります。一方、ミスを犯しにくい人でも、時間ばかりかかって慎重すぎる人もいます。そもそもミスを犯すようなことには手を出さない人もいます。また、人は、何をやらせても手を抜かずに全力でやる人と、適当に済ませる人に分かれます。何事にも手を抜かずに全力でやる人にはやはり大きな成長の伸びしろがあります。適当に済ませてばかりいる人は、いつまでたっても中途半端なまま、気が付くと、手を抜かずに全力でことにあたることが出来ない人になってしまいます。いちばん望ましいのは、アクションが速くて、何事にも手を抜かずに全力で向き合い、時にミスは犯すけれども、同じミスは二度と起こさず、また、ミスを犯しても、それを逆転のエネルギーに転嫁できるような人です。そういう人は、高い学習能力や機転を利かせる能力に優れ、自分の限界値を高めていく才能があるので急成長していく人です。城山三郎氏の作品に、『少しだけ、無理をして生きる』という優れたエッセイがありますが、いつも自分の限界値に対して、少しだけ無理をして生きていると、途中で折れたり、息切れすることなく、自分を継続的に成長させていくことができるのではないでしょうか。そしてそのような人は周囲にもさまざまな良い影響を与えてくれることでしょう。